TCRジャパンシリーズ2022年第2戦Sunday Seriesの決勝レースが、2022年6月26日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。
午前中に行われた予選では、ホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手が初のポールポジションを獲得。2位はクプラ TCRの#19 HIROBON選手、3位はアルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェの#73 大蔵峰樹選手となりました。
薄日が差す岡山国際サーキットでは、午後0時10分から23分プラス1周にわたる決勝レースが行われました。スタンディングスタートで始まったレースは、2番グリッドの#19 HIROBON選手がまずまずのスタートを決めて#98 猪爪杏奈選手に先行。しかし、それを上回る速さで、3番グリッドからスタートの#73 大蔵選手がフロントロウの2台を抜き去り、ホールショットを奪いました。
3位にポジションを落とした#98 猪爪選手は、アトウッドコーナーでホンダ シビックTCRの#55 MOTOTINO選手に先行を許し4番手に。さらに、ヘアピンでは2番手の#19 HIROBON選手が#73 大蔵選手からトップを奪い返すなど、目まぐるしく順位が入れ替わります。
1周が終わった時点では、1位が#19 HIROBON選手、2位が#73 大蔵選手、3位が#55 MOTOTINO選手、4位が#98 猪爪選手、5位がアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手の順。一時この5台がパックとなって走行していましたが、周回を重ねるにつれて、上位3位のギャップが徐々に開く一方、#55 MOTOTINO選手、#98 猪爪選手、#65 加藤選手の3位争いが激しさを増していきます。
そして7周目、2番手を走行していた#73 大蔵選手にジャンプスタートによるドライブスルーペナルティが下され、優勝戦線から離脱。その後方での三つ巴のポジション争いもあり、#19 HIROBON選手は2位以下との差を徐々に広げ、ついに独走態勢に。一方、3位争いから2位争いへと変わった#55 MOTOTINO選手、#98 猪爪選手、#65 加藤選手の戦いは、#98 猪爪選手が#55 MOTOTINO選手に並びかける場面もあったものの、#55 MOTOTINO選手は#98 猪爪選手を巧みに抑え込みます。
このままレースはゴールを迎え、#19 HIROBON選手は2位に9秒176の差をつけて、Sunday Seriesで2連勝を遂げました。2位には前日のSaturday Seriesで3位表彰台を獲得した#55 MOTONITNO選手、3位は#98 猪爪選手という結果となりました。
厳しい戦いが繰り広げられたTCRジャパンシリーズ第2戦の岡山ラウンド。次の第3戦は7月23日〜24日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されます。